
「生活防衛資金は生活費の6か月分〜1年分は必要です」
投資系の本やYouTubeで、何度も聞いたフレーズではないでしょうか。
でも、本当にそんなに必要でしょうか?
あなたが健康で、安定した仕事を持っているなら――
リスクを恐れすぎて、“機会損失”という最大のリスクを見逃していませんか?
フルインベストメント派の主張:現金寝かせすぎ問題
生活防衛資金を300万円、500万円と現金で寝かせている人、結構多いです。
しかし、考えてみてください。そのお金は…
- 銀行に預けても年利0.002%
- インフレで価値は目減りする一方
- それでも「安心感」のためだけに寝かせる?
それって本当に合理的でしょうか?
働いてるんでしょ?健康なんでしょ?
病気で働けないリスク、リストラ、災害…。
確かに不安要素はゼロじゃありません。
でも冷静に考えてみてください。
あなた、今現在ふつうに働いてるんでしょ?健康なんでしょ?
- 今まで突然の大病で半年間働けなかった経験はありますか?
- 収入がゼロになるような状況、そんなに頻繁にありますか?
一度も起きてないなら、起きる確率は極めて低い。
にもかかわらず、何百万円も“待機させておく”のは、むしろ機会損失。
有事の際には「解約すればいい」
「急にお金が必要になったらどうするの?」
答えはシンプル。
そのときに投資を解約すればいい。
- 実際、有事の時に市場が暴落してる確率ってどれくらい?
- 下がってたら下がってたで、しょうがない。それも経験。
それよりも、平時にお金を遊ばせるリスクの方がはるかに高い。
リスクと向き合うのではなく、乗りこなせ
もちろん、全員がフルインベストメントをすべきとは言いません。
でも、
「何があっても大丈夫」レベルの貯金を守り続けるあまり、
本来得られたはずのリターンを失っている人が多すぎる。
- 資産形成期に現金比率を高くしても、お金は増えない
- 資本主義社会では、“お金に働かせた人”が勝つ
- 機会損失は、“目に見えない最大のリスク”
それでも不安な人へ:最低限の“保険的”生活防衛資金とは
ここまで読んで、「いや、それでもやっぱり全部は怖い…」と思う方もいるでしょう。
もちろん、不安を無理に押し殺して投資をしてもうまくいきません。
そんな方には、「最低限の保険的生活防衛資金」をおすすめします。
具体的には…
• 生活費の1〜2ヶ月分で十分
• 会社員であれば、退職してもすぐに給料が止まるわけではない
• 傷病手当金や失業保険、公的保障もある
つまり、「突然明日から完全無収入」という状況はほとんどありません。
最後に:人生は「攻めのフェーズ」と「守りのフェーズ」がある
資産形成期は「攻めるとき」です。
まだ守るほどの資産がないのに、守りに入ってどうするのか?
- 収入源がある
- 若さがある
- 時間がある
この3つが揃っている今こそ、現金ではなく“資本”を持つタイミングです。
人生の土台を築く時期に、動かない現金を寝かせておくのはもったいない。
守るのは1億を超えてからでいい。
こちらもどうぞ↓