
保険は「万が一の安心」のために加入するもの。
しかしその「安心」のために、毎月数万円ものお金を払い続けていませんか?
実は多くの保険、特に貯蓄型の保険はコスパが非常に悪く、保険に入ることで損をしている人が大勢います。
本記事では、保険の必要・不要をシンプルに整理し、節約しながら将来の安心を確保する方法を解説します。
独身に「生命保険」は不要。そのお金は投資にまわせ
生命保険の目的は、自分に万が一のことがあったときに、遺された家族にお金を残すことです。
◆ 独身に遺す相手はいる?
独身で子どももいないなら、誰にお金を残す必要があるのでしょうか?
葬式代など最低限の費用は、貯金で十分カバーできます。
→ よって、独身の生命保険は不要。月々の保険料が無駄。
既婚者・子持ちなら「必要最低限の保障」でOK
家族がいるなら話は別。特に子どもが小さい家庭では、万が一の保障は必要です。
ただし、「何が何でも保険で全部カバーしよう」とすると、過剰な保険料になってしまいます。
◆ 必要な保障額を明確に
- 子どもが自立するまでの生活費
- 教育資金
- 残された配偶者の生活の足し
→ これらを計算し、必要な分だけを“定期保険”で備えるのが最適解。
※ 定期保険=掛け捨てタイプで、期間限定の大きな保障を低コストで準備できる
医療保険は基本「いらない」。公的保障で十分
多くの人が入っている医療保険ですが、実は日本には手厚い公的医療制度があります。
◆ 高額療養費制度を知ってる?
たとえば、年収500万円の人が100万円の入院費を請求された場合でも、実際の自己負担は月10万円以下。
民間の医療保険がなくても、ほとんどの医療費はカバーされるのです。
◆ それでも心配な人は、「掛け捨てで少額保障」だけ
どうしても不安な人は、
- 入院日額5000円程度
- 月数千円の保険料
この程度で十分。心理的安心のためと割り切って選ぶべきです。
貯蓄型保険はいらない。100%いらない。
よくある誤解が「保険は貯金もできるからお得」という考え。
◆ はっきり言おう。貯蓄型保険は、金融商品の中でも最も効率が悪い。
- 解約返戻率が低い(途中で辞めると損)
- 運用利回りが低い(1%以下もザラ)
- 手数料が高い(保険会社と営業の利益がたっぷり)
これなら、インデックスファンドに投資した方がはるかに効率的です。
保険に月2〜3万円払うなら、投資にまわそう
たとえば、月3万円を20年間インデックスファンドで運用すると…
- 年利5%想定で → 約1200万円に
これは「保険で得られる保障以上の安心」を、自力で手に入れるということ。
まとめ:保険は“最低限の備え”でいい。あとは投資で資産を育てよう
保険は「備え」ですが、入りすぎると“搾取”されるリスクもあります。
最適な選択はこれ:
- 独身:生命保険いらない
- 既婚者:掛け捨ての定期保険で必要最小限を
- 医療保険:基本不要。あっても掛け捨ての少額タイプ
- 貯蓄型保険:完全に不要。やるなら投資信託一択
「不安だから保険」という感情でお金を払い続けるのは、損失です。
保険の見直しは、資産形成の第一歩にもなります。
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