
「資産形成って、結局いくらを目指せばいいの?」
この疑問、多くの人が抱えています。明確な目標がないままなんとなく投資を始めても、途中で不安になったり、逆に欲張りすぎて疲れてしまったりします。
でも実は、資産形成の目標は“ミニマルライフコスト”から逆算すれば、驚くほどスッキリするんです。
ミニマルライフコストとは?
「ミニマルライフコスト」とは、ムダを削ぎ落とした生活に必要な最低限の生活費です。
贅沢はしないけれど、苦しいわけでもない。
たとえば以下のような支出が想定されます:
項目 | 金額 |
家賃 | 5万円 |
食費 | 3万円 |
光熱費・通信費 | 2万円 |
雑費・交際費 | 2万円 |
保険・税金など | 1万円 |
合計 | 13万円/月 |
これがあなたのミニマルな生活費=月13万円だとしたら、これをカバーできるだけの「不労所得」があれば、もう働く必要はありません。
不労所得で生活するにはいくら必要か?
年間でいうと 13万円 × 12ヶ月 = 156万円。
この金額を年利回りで得られるようにすればOKです。
たとえば年利5%で運用すると仮定すると…
必要資産 = 156万円 ÷ 0.05 = 3,120万円
つまり、3,000万円ちょっとの資産を築けば、働かなくても生きていける計算です。
利回り別:必要資産額シミュレーション
年利回り | 必要資産額(年156万円の不労働所得) |
3% | 約5,200万円 |
4% | 約3,900万円 |
5% | 約3,120万円 |
7% | 約2,230万円 |
NISAなどの非課税枠を活用すれば、さらに少ない資産でOKになります。
この金額を貯めると、心の余裕は“桁違い”になる
この「ミニマルな生活費を不労所得でまかなえる状態」を、いわゆるプチFIRE(サイドFIRE)と呼ぶ人もいます。
この状態になれば…
- 嫌な仕事を我慢しなくてよくなる
- いつ辞めてもいいという“自由”が手に入る
- 副業や好きなことに挑戦できる
- 病気や失業にも強くなる
「仕事=生活費のため」というプレッシャーから解放されるだけで、精神的なゆとりが格段に上がります。
まとめ:目指すべき“資産形成のゴール”とは?
資産形成は、「とにかく億を目指せ!」では続きません。
まずは自分のミニマルライフコストを知ること。そしてそれに見合った資産を形成すること。
▼たとえばあなたの目標はこうなるかもしれません:
- ミニマル生活費:月13万円
- 年間必要額:156万円
- 年利5%運用で必要資産:3,120万円
この金額をクリアすれば、働く or 働かないを自分で選べる人生のスタートラインに立てるのです
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