
――まず“完璧じゃない上司”でいいんだよ。
「おめでとう!昇進だね!」
そう言われて、うれしかった。少し誇らしかった。
でも、その夜ふと思ったんだよね。
「で、俺(私)って、明日から何すればいいんだろう…?」って。
部下をまとめる?育てる?指示する?評価する?
やることは山ほどあるし、プレッシャーもある。
でも正直、何が正解なのかよくわからない。
これまで“指示を受ける側”だった自分が、
いきなり“指示する側”になったなんて、ちょっとピンと来ないままだったりするよね。
安心していいよ。
そんなふうに戸惑ってるのは、あなただけじゃない。
多くの人が、上司になったとたん、急に「答えのない世界」に放り込まれた気分になるんだ。
でもね、覚えておいてほしいことがある。
上司って、“正解を出す人”じゃなくて、“一緒に考えてくれる人”でいい。
全部うまくやろうとしなくていい。
完璧な上司になろうとしなくていい。
「どうすれば、あの子がもっと力を発揮できるかな?」
「今の自分の伝え方、きつくなかったかな?」
そうやって“悩める上司”でいることこそが、実はすごく大切なんだ。
部下にとって、一番ありがたい上司は、
「すごい人」じゃなくて、「ちゃんと見てくれてる人」。
できたことをちゃんと認めてくれる人。
困っているときに、気づいて声をかけてくれる人。
話を最後まで聞いてくれる人。
自分の失敗も、ちゃんと認められる人。
あなたがすでに「どうマネジメントしたらいいのか…」って悩んでいる時点で、
部下のことを本気で考えてる証拠なんだよ。
それって、実はもう“いい上司”の第一歩を踏み出してるってことなんだ。
焦らなくていい。
最初はうまくいかないこともある。
でも、わからないなりに向き合おうとしていれば、必ず部下には伝わる。
人は、“支配されたくないけど、支えてくれる人にはついていきたい”って思うもの。
あなたが「味方でいる」ことをやめない限り、
部下はちゃんとあなたを信じてくれるよ。
だから、今日も悩みながらでいい。
一歩ずつ、“あなたらしい上司像”をつくっていこう。
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