
※これは資産形成の物語です。
長年働いてきた会社に、ついに退職届を出した。
年齢は55歳。同期たちは役職を目指して必死にしがみついているけれど、
私は違う道を選んだ。
理由はシンプルだ。
お金の心配が、ほとんどなくなったから。
これは、私が20年近く積み上げてきた資産形成が、
人生の“選択肢”をくれた話。
会社員として生きる以外、道がなかった20代
若い頃の私は、資産形成とは無縁の人生を送っていた。
給料は毎月使い切り、ボーナスは飲み代と旅行に消えていく。
- 将来の不安?「なんとかなるだろ」
- 投資?「怖いし、ギャンブルでしょ」
- 貯金?「残ればいいけど、残らない」
でも30代に入り、周りがマイホームを買い始めた頃、ふと思った。
「俺、このままで大丈夫なのか?」
その不安が、資産形成との出会いだった。
毎月3万円の積立が、未来を変えた
最初は月3万円だけ、
つみたてNISAで米国株インデックスファンドを買い始めた。
当時はまったく増えた実感もなく、
ただコツコツ積立を「義務」のように続けていただけ。
でも40代後半になったとき、
ふと評価額を見て、こう思った。
「あれ?けっこう増えてるぞ……?」
積立額:月3万円 × 12ヶ月 × 15年 = 約540万円
評価額:1,200万円超(年利6〜7%想定)
これが「インデックス投資の威力」だった。
気づけば7000万円──自由を買える金額になっていた
その後も積立を続け、
企業型DC、iDeCo、特定口座もフル活用。
40代後半からは副業収入も増え、
余剰資金をすべて投資へ回すようになった。
結果、55歳のときの総資産はこうなった。
- 金融資産:約7000万円(ほぼ米国株インデックス)
- 副業ストック収入:月3〜5万円
- 借金:ゼロ
- 持ち家なし(賃貸)
「あ、もう働かなくても暮らせるな」と思った瞬間、
背中に羽が生えたような気がした。
【退職の日──「ここまで、ありがとうございました」
退職の意思を伝えると、上司は目を丸くした。
「え?55歳で?早すぎないか?」
「あと5年で役職定年、退職金も増えるよ?」
「年金までどうするの?」
全部、わかってる。
でも、私はこう言った。
「お金は足りています。あとは時間がほしいんです。」
これまで何十年も、時間を会社に売ってきた。
これからは、自分のために使いたかった。
セミリタイア生活は、“ヒマ”が最高の贅沢だった
会社を辞めた後の生活は、想像以上に快適だった。
- 朝、目覚ましに起こされない
- 平日のカフェで読書
- 好きな時間にジムへ行く
- 株価をチェックして、ニヤける
- たまに気が向いたら、ブログを更新
最初は「何かやらなきゃ」と焦ったが、すぐに思った。
「この“やらなきゃ何もない時間”こそが、本当の贅沢じゃないか?」
お金があると、人間って“ヒマ”を楽しめるんだ。
それが大きな発見だった。
資産形成は、老後のためじゃない。“自由の選択肢”だ
多くの人が、資産形成=老後のための備え、と考えている。
でも私が実感したのはこうだ。
資産形成は「人生の主導権を、自分の手に戻すため」の手段だった。
会社に縛られず、
人間関係に依存せず、
「やりたいことにYes」「嫌なことにNo」と言える人生。
それを手に入れるために、20年かけて積み上げてきたのだ。
まとめ:自由な人生は、“コツコツ”の先にあった
もしもあなたが、
「仕事がつらい」「将来が不安」「このままでいいのか」
そんなモヤモヤを抱えているなら、伝えたい。
毎月の積立は、今すぐに“自由”をくれるわけじゃない。
でも未来の自分に、“選べる人生”をくれる。
55歳で会社を辞めた私は、
その証明として、今こうしてコーヒーを飲みながら、この記事を書いている。
資産形成は人生を変える。
しかも静かに、確実に、あなたの背中を押してくれる力です。
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