
「人生100年時代」だから勉強は一生続けよう、
「リスキリング」や「自己投資」が大事、
──そんな言葉をよく聞くようになりました。
でも私は、こう思っています。
「何を学ぶか」は、ちゃんと選んだ方がいい。
というより、「やらなくていい勉強」を減らした方が、人生はシンプルになる。
勉強すべきは、生活に密接に関わる4つだけ
いろいろ勉強してきて思うのは、
最終的に「役に立つ勉強」って、すごく限られているということ。
私がそう感じているのは、次の4つです:
① 医療(健康)
体が資本。
健康に関する知識がないと、無駄な不安に振り回されます。
- 病院で何を聞けばいいか
- 検査結果の数字が何を意味するか
- サプリや健康食品がどう作用するか
これらを少し知っているだけで、変な商品に騙されないし、不要な受診もしないですみます。
② 経済(マクロ視点)
物価、景気、金利、為替、税金…。
私たちの生活は、常に経済の影響を受けています。
- 円安になったらどうなる?
- 物価が上がるのは悪いこと?
- 賃金が上がらない理由って?
“なんとなく”でニュースを見てるだけだと、ずっと不安が残る。
でも基本的な経済の構造を理解していれば、感情に振り回されずに判断できるようになります。
③ 金融(ミクロ視点)
家計、お金の管理、資産運用、投資、保険、ローン。
これを知らないと、お金を失います。
- 貯金と投資のバランス
- インデックス投資とは?
- 住宅ローンの仕組み
- 保険の選び方(入らなくていい保険も多い)
学校で教えてくれなかったことばかり。
でも社会人になってから、無知のままだと一生搾取され続けます。
④ 法律
暮らしと仕事のすぐそばにあるのに、知られてないのが法律。
「知らなかった」では済まされない世界です。
- 離婚、相続、贈与、労働、契約
- フリーランスの業務委託契約
- 著作権や肖像権などネット時代のルール
ほんの少しでも理解していれば、泣き寝入りしない力になります。
逆に、それ以外は“余裕があれば”でいい
もちろん、アート、文学、歴史、心理学、プログラミング…
学べば楽しいし、教養としても大事だと思う。
でも、それは「時間と心に余裕があれば」の話。
まずは、生活の土台になる「医療・経済・金融・法律」だけでいい。
ここを押さえれば、あとの勉強は趣味として選べばいい。
知識は、生活をラクにするための道具
勉強って、「頭を良くするため」にするものじゃないと思っています。
人生をシンプルにするための道具。
知らなくて損することを、知って回避するための手段。
努力とか根性とかより、
「知らないと損することを、先に知っておく」ほうがよっぽど重要です。
結論:学ぶべきは、“人生の基礎インフラ”だけ
- 医療 → 健康に生きるために
- 経済 → 社会の動きを理解するために
- 金融 → お金を守るために
- 法律 → 権利を守るために
この4つさえ理解していれば、
不安に流されず、自分の判断軸を持って生きていける。
私はそう考えています。
知識があれば、“不要な勉強”をしなくて済む。
そして、限られた時間を、自分のために使えるようになる。
だから私は、勉強するならまずこの4つ。
あとは無理にやらない。
特に子供にはこのスタンスでいきたいですね!
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