
5歳になる息子がいます。
かわいいし、成長も嬉しい。でも、正直な話──最近よくイライラしてしまうんです。
「なんで言ってるのに聞いてくれないんだよ」
「今やらなくていいって言ったよな?」
そうやってつい声を荒げてしまって、あとで自己嫌悪に陥る。
「これが“育児のストレス”ってやつか?」と思っていたけど、
あるときふと気づいたんです。
「あれ? これって、もしかして“依存”なんじゃないか?」
今回は、父親として子育てをする中で感じた「子供に対するイライラ」と、
その奥に潜む自分の感情や思い込みについて書いてみます。
なぜ子供にイライラしてしまうのか?
自分のことを棚に上げて言いますが、子供ってマジで自由ですよね(笑)。
朝の準備は遅いし、こっちが急いでるときに限って全力で遊び始める。
こっちは「段取りよく動いてほしい」と思ってるのに、全然伝わらない。
何度言っても同じことを繰り返す息子に、だんだんとイライラが溜まっていく。
でも、あるとき気づきました。
「これ、“息子の問題”じゃなくて、“俺の理想通りにならない”ことに腹を立ててるだけじゃないか?」
そう思ったとき、ちょっとドキッとしたんです。
自分がコントロールしたがってるだけなんじゃないかって。
それって“依存”かもしれません
ここで言う「依存」って、何かにしがみついて離れられないような状態のこと。
この場合は、「子供が言うことを聞いてくれることで、自分の安心や満足を保とうとしている」状態。
つまり、
- 子供が自分の期待通りに動く=安心
- 言うことを聞かない=不安・怒り・ストレス
っていう構造ができあがってる。
これはある意味で、「子供に精神的に依存している」状態なんですよね。
そして、それが破られたときにイライラとして噴き出している。
依存のサイン?セルフチェック
以下に、僕が自分自身で「やばいかも」と気づいたポイントをまとめてみました。
✅ 子供が自分の言うことを聞かないと、強くイライラする
✅ 子供の態度で、自分の“親としての評価”が決まる気がして焦る
✅ 子供が自分と違う意見を言うと、無意識に否定したくなる
✅ 「子供のため」と言いつつ、実は“自分のため”に言っていることがある
✅ 子供が他人に褒められると自分のことのように嬉しい(逆に否定されると腹が立つ)
もしこれ、2つ以上当てはまったら、ちょっと一度立ち止まって考える余地があるかもしれません。
どうすればいい?パパとしてできること
● 子供は「別人格」だと意識する
これ、頭ではわかってたけど、全然できてなかった。
子供は自分とは違う人間。意見も感情も違って当たり前。
自分の思い通りにいかないこと=失敗じゃない。
● イライラの正体を掘り下げる
「なんで俺はこんなに怒ってるんだろう?」と考えてみたら、
実は“ちゃんとした父親でいたい”という焦りや不安が根っこにあった。
要するに、自分の中の弱さを見ないようにしてたんです。
● 子育て以外の自分の居場所もつくる
子供にばかり気を向けてると、ちょっとしたことでブレやすくなる。
自分だけの時間とか、趣味とか、ちょっとした“心の逃げ場”を持つと、気持ちが安定します。
【まとめ】「ちゃんとした親」より「ちゃんとした人間」を目指そう
子供にイライラしてしまうのは、誰にでもあること。
でも、その感情の奥に「依存」や「期待」が潜んでいると気づけると、ちょっとだけ見方が変わってきます。
僕はまだまだ理想の父親には程遠いけど、
「子供を思い通りにするんじゃなくて、一人の人間として向き合う」
そんな距離感を大事にしたいと思っています。
言うことを聞かない子供を責めるより、
“どうしてこんなにイラつくんだろう”と自分を見つめる。
それが、親としても人としても、成長する一歩かもしれません。
✔ 今日からできる小さな一歩
- イライラしたら、まず深呼吸を3回してみる
- 「この子は俺とは別の人間だ」と心の中でつぶやいてみる
- 子供が話を聞かないとき、“指示”じゃなくて”共感”を一言加える
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