
「経済が回って景気がよくなれば、みんなが豊かになる」
…そんな“教科書的な言い分”を、私たちはずっと信じてきました。
でも現実は違います。
経済が回るほど得をするのは、資産を持っている一部の人たち(=資本家)。
そしてその“回転エネルギー”の燃料として、庶民の財布がすり減っていくのです。
商品を買えば買うほど、儲かるのは誰か?
たとえば、あなたがコンビニで500円の弁当を買ったとしましょう。
その代金の内訳は:
- 材料費・人件費に数割
- 残りは企業の利益に
- 最終的には株主の配当や企業オーナーの報酬になります
つまり、私たちが毎日買い物をすればするほど、
資本家の資産が増えていく仕組みになっているんです。
お金は、消費者(庶民)から資本家へと一方通行に流れる。
経済が“回る”というのは、要するにこのサイクルが活発に動いているということです。
回せば回すほど、搾取されていることに気づきにくくなる
「経済が回る=お金の流通が活発になる」こと自体は悪くありません。
でも問題は、その利益配分です。
- 働いて得たお金を使う
- 消費することで企業の利益になる
- その利益は、資本家が吸収する
この構図の中で、庶民の側に“資本”がない限り、
いつまでも「使う側」「吸い取られる側」にとどまってしまいます。
経済が活発になっても、搾取構造に乗れなければ“恩恵”は回ってこない。
「回す側」から「回される側」へ──その差は“資本の有無”だけ
あなたが「使う人」なら、資本家の利益に貢献するだけです。
あなたが「持つ人」になれば、使われたお金の一部が自分に戻ってくる側に回れます。
具体的には:
- 株主になる
- 投資信託で企業の成長に乗る
- 不動産オーナーになる
- 小規模でもビジネスオーナーになる
つまり、自分が使うだけでなく、誰かが使ったお金の“受け取り手”になる仕組みを持つかどうか。
経済が回れば回るほど得をするのは、
「お金を持っている人」ではなく、
「お金が“流れ込む仕組み”を持っている人」なのです。
まとめ:経済は確かに回っている。でも、庶民に“還って”はいない。
「景気が回復した」
「経済が活性化している」
…そんなニュースが流れても、
庶民の財布がなぜか苦しくなるのはなぜでしょうか?
その答えは明白です。
経済が回るほど、“回るシステム”の上にいる資本家が潤うだけ。
そして私たちは、その歯車のひとつにすぎない──。
だからこそ、私たちも少しずつでもいい。
資本家の側に“片足”を突っ込む努力を始めるべきなのです。
- 小さな投資を始める
- ビジネスの仕組みに参加する
- 「持つ側」になる
搾取されるだけの人生から抜け出す第一歩は、
この経済の構造を知ることから始まります。
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