
最近、「FIRE(早期リタイア)」という言葉をよく聞くようになりました。
中でも注目されているのが「リーンFIRE」。
最小限の生活費で暮らしながら、働かずに生きていくライフスタイルです。
安い家に引っ越して、外食も減らして、趣味はお金のかからないもので、収入は副業かちょっとした労働。
ミニマリズムに通じる、ある意味「洗練された我慢」みたいな生き方。
でも正直、私はこう思いました。
「……それ、楽しいの?」
実は、私もリーンFIREはできると思ってる
ここでちょっと正直な話をします。
私は現在、資産約7000万円ほどあります。
世帯で言うと、8500万円ほど。
贅沢品の残クレディフェンダーは売却して。
生活費を下げて、家賃の安い場所に引っ越せば、リーンFIRE自体は現実的に可能です。
つまり、「できないからやらない」んじゃなくて、「できるけど、やらない」という立場なんです。
だって、そんな生活、私にはつまらなそうだから
たしかに、「働かなくていい毎日」って一見魅力的。
時間は自由になるし、ストレスからも解放されそう。
でも、それと引き換えに、
- 行動範囲を制限して
- 外食や旅行も気軽にできなくて
- 趣味も“お金がかからない範囲”で選んで
- 「減らすこと」ばかりに頭を使って
……そんな毎日が続いたとき、私は本当に楽しいと感じるんだろうか?
生きるって、「効率」だけじゃない
私は、お金をかけてでも楽しい体験がしたいタイプです。
旅行も、美味しいご飯も、人との出会いも、ちょっと無駄に見えることにも価値を感じたい。
もちろん、節約や堅実な生活は大事。
でも、人生って「何にどれだけお金をかけるか」で、自分らしさが出るものだと思うんです。
リーンFIREは、その“自分らしさ”を削って生きるような感じがして、どうにもワクワクしない。
働くこと=苦行じゃないと思ってる
「働かなくていい」という言葉は魅力的だけど、
実は私は、働くのがそこまで嫌いじゃない。
むしろ、人と関わったり、何かを作ったり、誰かの役に立ったりする中に面白さがあると思ってます。
だから、仕事を完全にゼロにした生活にはあまり憧れがありません。
結論:私はリーンFIREを選ばない
リーンFIREは素晴らしい選択肢のひとつだと思います。
実際に実現できている人を見て、尊敬することもあります。
でも私は、
- 節約ばかりの生活はワクワクしないし
- 楽しいことにお金をかけられないのは息が詰まるし
- 時間があっても“やりたいこと”が制限されるのは嫌だし
- そもそも、「自由=節制」という考え方に違和感がある
だから、リーンFIRE。
できるけど、やらない。
「やらない自由」だってある
自由の定義は人それぞれ。
「自由=働かないこと」と思う人もいれば、
「自由=好きにお金と時間を使えること」と思う人もいる。
私は後者。
だから、資産があっても、車を手放せばFIREできても、
そんな生活はたぶん、退屈だし、やってられない。
というわけで、
リーンFIRE、私はやらない。
目指せファットFIRE!!
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