
「定年後、誰からも連絡が来なくなった」
「会社ではあんなに仲良しだったのに…」
そんな声を聞くたびに思うんです。
いや、それって“仕事”があったから一緒にいた関係でしょ?と。
この記事では、会社の人間関係の“幻想”と“現実”、
そして定年後に孤独にならないために、どこに人間関係を築くべきかを語ります。
仕事仲間=友達、ではない
会社では、
- 飲み会で笑い合った
- グチも共有した
- ランチも一緒だった
でも、それらはすべて“仕事を通じた時間の共有”にすぎません。
共通の話題が仕事しかなかったから、自然とつながっていただけ。
つまり、「仕事」という接着剤がなくなれば、距離ができるのは当然なんです。
連絡が来ない理由は“義務”が消えたから
現役時代は、
- 上司だから
- お世話になったから
- チームだったから
いろんな“義理”や“役割”で繋がっていました。
でも定年後、その“つながる理由”がなくなる。
連絡が来ないのは、嫌われたわけじゃない。
単に「必要がなくなった関係」になっただけ。
ちょっと寂しいけど、それがビジネスライクな関係のリアルです。
「友達」と「仕事仲間」は分けて考えよう
定年後も付き合いが続く人は、本当にごくわずか。
もし連絡が来るとすれば、仕事とは関係ない
- 趣味を通じた関係
- 利害のない対等な関係
- 一緒にバカ話できる関係
つまり、本物の“人間関係”が残るんです。
「遊んでくれなくなった」と嘆く前に、
そもそもその人たちと“遊ぶ関係”だったかを思い出してみてください。
まとめ:「寂しい」けど、それが普通。それなら次を作ろう
「仕事仲間が退職後に遊んでくれない」というのは、
当たり前すぎて、むしろ驚く方がズレているのかもしれません。
定年後に必要なのは、
仕事に依存しない“個人としてのつながり”をつくること。
寂しさを嘆くより、
今から“本当の友達”を作っていく方が健全です。
会社の人間関係は“期間限定の共同作業”。
それを割り切って受け止められるかどうかで、
定年後の人生はずいぶん楽になりますよ。