
最近、「資産の一部はゴールド(=金)にしておくべき」なんて話をよく聞きます。
「インフレに強い」「有事に強い」「世界共通の価値」──なんとなく安心感のあるキーワードが並びますよね。
私も少し前に、「やってみた方がいいのかな?」と思って調べたことがありました。
でも、いろいろ考えた結果、私はやらないと決めました。
今回は、その理由を冷静に、事実ベースでまとめてみたいと思います。
確かに“守り”の資産としての魅力はある
まず、ゴールドの価値を否定するつもりはまったくありません。
実物資産としての信頼感はありますし、世界中どこでも価値を認識されている、いわば“通貨の原型”のような存在です。
株や通貨が不安定な時に、金が買われるというのも事実。
過去には金融危機やパンデミック時に価格が急騰したこともあり、「何かあったときの備え」としての機能は確かにあります。
でも私はやらない。その理由はシンプルです
1. 増えない
金は配当も利息も出ません。
株式のように企業の成長に期待することもできません。
「価値がある」ということと「増える」ということは別。
長期的に見て値上がりしてきたのは事実ですが、それは常に右肩上がりというわけではありません。
むしろ、価格が停滞する時期も結構長いです。
2. 保管や管理が地味にめんどう
金を「現物」で持つ場合、自宅保管はリスクが高く、貸金庫などの費用もかかります。
「金ETF」や「純金積立」なら簡単ですが、それだと“実物資産”を持つメリットは薄くなる。
要は「金を買うって、意外とめんどうだな」と感じてしまいました。
3. 本当に“いざ”という時に役立つのか疑問
よく「有事の金」と言われますが、実際に経済が混乱したとき、
金を売りに行ける場所が営業してるのか?
持ち出せるのか?
スムーズに換金できるのか?
……と考えると、正直そこまで万能とは思えませんでした。
私にとっては「金より水と食料の方が現実的」だなと。
投資というより、“保険”に近い存在
金は「増やす」ための資産というより、「守る」ための資産。
どちらかといえば、“投資”というより“保険”に近いと思います。
その考え方が合う人にはすごく向いてると思う。
でも私は、保険を自分で運用するような感覚があまり好きではなくて……
だったら現金や投資信託の方が、自分には合っていると感じました。
結論:私はやらない
金投資は“間違い”ではないと思います。
やるなら資産の5〜10%程度、あくまでリスク分散として持つのが定石。
でも私は、
- 増えない
- 管理がめんどう
- いざというとき本当に使えるか疑問
- そもそもワクワクしない
という理由でやらないと決めました。
やる人を否定はしません
金を持っていることで安心できる人もいると思います。
それが大事な人もいるでしょう。
それはそれで立派な選択です。
でも私は、資産運用の手段としてゴールドを選びません。
ゴールド投資。私は、やらない。
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